※周囲の小物は含まれません。

サイズ 　
外（縦×横）…１８×１８センチ
内（縦×横）…１３．５×１３．５センチ
高さ…２〜２．５センチ
個体差があり、縦横・高さ共に５ミリ〜１センチ程度の誤差が生じることがございます。





西洋八角皿 中 スズラン（仲間）

フランスでは、”愛を伝える花” として知られる「スズラン」。５月１日の「愛の日」には、愛する人や大切な人へスズランを贈られるのだそう。そんなスズランを『転写』という方法で、波打った形のダブルのリムを付けた西洋風の八角皿に描きました。”仲間への愛情”をイメージして、４本のスズランがくるりと輪のように集まって踊っているかのようなデザインにしてみました。
色はツヤのある「白」。さらに縁には、手作業で青い釉薬を塗りアクセントを付けました。青いスズランの画と青いリムがアンティーク皿の様でお洒落な一枚に仕上がりました。
スズランの持つ洗練された雰囲気がテーブルに広がる器なので、普段使いにはもちろん、記念日やお祝いの席など…特別な日の食卓づくりにもおすすめです。サイズ感は、銘々用の取り分け皿やサラダ皿、そしてケーキ皿としても丁度良い大きさです。
スズランが仲良く集まっているかのようなデザインのお皿は、使う度に、大切な友人や家族との絆が深まりそうです。おもてなしやご家族団らんのひとときにもたくさん使いたい一枚です。また、大切な方への贈り物としてもぜひお使いいただければと思います。



焼き色や模様の出方も一客一客で異なり、中には模様がぼんやりとしているものがあります。また、縁の青い釉薬はひとつひとつ手作業で施している為、塗りムラが見られるものがあります。お任せ発送となりますので予めご了承ください。



〈磁器土について〉
よしざわ窯では通常、製作する器の形状、釉薬の発色や風合い等を考慮して、６種類以上の土を使い分けています。益子並土、白土、赤土、黒土、半磁器土、耐熱土などです。
この器には、「磁器土」を使用しました。きれいな色合いというだけでなく、「圧力鋳込み」という製法との相性がとても良く、ゆがみやヒビ割れなどといった不具合が少ないので、私たちがデザインした形に近い仕上がりになってくれるからです。

圧力鋳込みで製作している素地作りの工程は、多治見の窯元さんにお願いすることになりました。プロの職人さん方のお力をお借りすることで、よりきれいな器が安定して製作できるようになりそうです。

〈圧力鋳込み製法について〉
専用の石こう型に、機械を使って強い圧力をかけた泥しょう（液体状の粘土）を流し込んで成形する製法で、たたら作りや通常の鋳込み製法では作ることが難しい形状の器も作ることができます。
ひとつの器を作るために、対になった２つの石こう型を使います。ちょうどよく乾燥させた石こう型を積み上げ、小さな穴から、強い圧力をかけた泥しょうを流し込んでいきます。１時間ほどで泥しょうが固まるので、型を開けると器の形が出来上がっています。
泥しょうの状態の細やかな管理から製作の手作業ひとつひとつが、繊細でかつ無駄がない。長年の経験や知識によって支えられた職人的な技術・製法です。


＊上の写真は、多治見の窯元の作業風景です。


＊上の写真は、当窯で「四つ葉のランチプレート」を作っているところです。

また、釉薬をかける時には釉掛けハサミを使用しています（写真下左）。写真は「ブルーグレー」と「ホワイト」の器にみられる「はさみ跡」の様子ですが、同じように器の表面中央付近の一部がポツンと濃くなっていたり、色が薄くなっていたりします（写真下右）。予めご了承ください。



〈転写について〉
「転写」というのは、手書きの原画を専門の業者にお願いして、和紙に呉須（青い顔料）で原画を写した「転写シート」を作ってもらい、そのシートを一枚ずつ手作業でお皿に写し、最後に釉薬を掛けて完成させるという方法です。







家族団らんのお茶時間にも



少し前、近くの牧場で売っているというとっても可愛いパッケージの冷凍チーズケーキ（千本松牧場さんのもの）をいただいて、いつ食べようかなぁ〜と考えていた時に、ちょうど「西洋八角皿 中 スズラン（仲間）」が焼きあがってきたんです。デザインとサイズ感がケーキをのせるのにも似合いそう！と思い、さっそくチーズケーキを解凍してお茶にすることに♪「草花のレリーフ洋皿 スズラン」 にのせてテーブルへ。スズランデザインの器たちでコーディネートしてみたのですが、想像以上にクラシカルな雰囲気が高まって素敵に…♡



取り分けてみると、輪のように集まった４本のスズランにケーキが包み込まれているかのようで、思わずうっとりしてしまいました。西洋の形と青いスズランの画がまるでアンティーク皿の様なので、洋菓子や紅茶とも相性が良く、お洒落なおやつ時間を満喫できました。
また描かれているスズランは、”仲間への愛情” をイメージしているので、使う度に大切な友人や家族との絆が深まりそうです。忙しく過ぎる毎日ですが、ちょっとした休みにテーブルに集まって、ひとつのケーキを囲んでお茶をする…そんなひとときが家族の仲を深めるものになるかなと思います。「西洋八角皿 中 スズラン（仲間）」で作る集いの時間で、さらに家族との良い関係が深まりますように…＊

２０２４年４月　ナカハラ





細かい部分もご確認ください

器には、細かい鉄点や小穴、青く発色した点が見られます。中には青い釉薬が白い部分にうっすらと付いているものがあります。また、ハサミ跡が残っているものもあります。模様の出方は一客一客で異なり、ぼんやりとしている部分もあります。縁のラインは手作業で施している為、塗りムラが見られるものもあります。裏側は釉薬の流れや溜まりがよく見られます。底面は道具跡が残っていたり、黒く発色しているものがあります。お任せ発送となりますので予めご了承ください。



重ねた時と、文庫本との比較写真です。





当よしざわ窯の器は手作りのため、キレイに揃ったものをお好みの方にはお勧めできません。同じものとして製作していても、大きさ、形、色はすべて異なります。

買い足しをされる場合、お手元のものと新しくお買い求めになるものとは、色・形・大きさは異なるとお考えください。

ご注文の前には必ず「ご利用ガイド」のページをご覧ください。