器のお取り扱いについて

器を使っていく中で、少しずつ汚れてしまったり、または時に割れてしまったりすることは避けられません…。
器は「割れ物」ですから、ぶつけたり、落としたりなどちょっとした衝撃でも割れたり、欠けてしまいます。
気づかないうちに、縁が欠けていた!?(涙)なんていうことも、たまにあります。

でも、やっぱり器は色々なお料理をのせて、楽しく毎日のテーブルの上で使われてこそ、生きるものだと思います。
私自身、よしざわ窯の器のヘビーユーザー(?)で、毎日色々な器が食卓に並びます。
「器力」でもってつたない料理のルックスを少しだけカバーしているつもりです。
また、元来ズボラな性格なので手作りの陶器だからといって、あまり気を使うことはなく、
食洗機もレンジも使いますし、新しい器を使う際は30分程度水に浸しておくだけです。
器によっては油染みができてしまったり、カビが生えてしまった!?ということもありますが…(トホホ)。

 「便利に、丁寧に」それが私の器づかいのモットーです。 
お使いいただく皆さんが、それぞれご自身に合った器との付き合い方を見つけていただけたら…と思います。
ご使用について何かご不明な点などございましたらいつでもお気軽にお問い合わせ下さい。

よしざわ窯 ヨシザワリエ

陶器をご使用になる前に

陶器には吸水性があります。
そのため、いきなり使用してしまうと、料理の油分・おしょうゆ・たれなどの液体や、お茶などの飲み物が染み込んで、洗ってもとれなくなってしまいます。
これは、白い器だけでなく、色の付いた器も同様です。
白い器は汚れとして目に見えますが、色の付いた器は見えません。
ですが、匂いやカビの原因になってしまいます。

これを防ぐために、お使いになる前にキレイな水に30分から1時間ほど浸し、その後十分に乾かしてからお使いください(裏・表を返しながら、2〜3日)。 また、しばらく使っていなかった器をお使いになるときにも、料理を盛り付ける前に、サッと水に通すと良いと思います。

これまでは米のとぎ汁での煮沸による汚れ止めをおすすめしておりましたが手間もかかるため、私は当窯の器については数年前から30分から1時間ほど水に浸すだけの処理で器を使用してきました。特に汚れが目立つなどの問題がないため皆さまにおすすめすることにいたしました。

ただ、陶器は吸水性があるので、お使いいただくうちにどうしても少しずつ汚れが染み込んでいってしまうものです。ですが陶器はその「変化」を楽しむもの、育てていくものと言われます。ぜひ皆さんも器に素敵な歴史を刻んでいってください。

★ケガにご注意ください!!

陶器はその性質上「衝撃」に弱く、ぶつけたり、落としたりすると割れてしまいます。
また、「持ち手」や「つまみ」「耳」など本体にくっついている部分は特に壊れやすくなっています。
「食器を手洗いする」もしくは「洗った食器を布きんなどで拭く」時には十分にお気を付けください。

割れた食器でケガをされるということもございますので、
お取り扱いにはくれぐれもご注意いただきますようお願い致します。

食洗機やオーブン、電子レンジのご使用について

電子レンジ・オーブン・食洗機を使用することは、陶器に負担をかけることになります。
ですが、これらの機械類はとても便利なもので、なるべくなら使えた方が良いですね。
器は「生活道具」として、毎日の生活の中で便利に使われてこそ、のものだとも思います。
機械類を使用することが、汚れや欠け・割れの原因になることもありますが、無理な使い方をせず、丁寧に使用すれば、頻繁に起こることではないと思います。
ただ、キズやヒビのある器は、電子レンジ・オーブン・食洗機を使ったことがきっかけで、割れてしまうということがありますので、キズやヒビのある器はご使用にならないでください。

また、陶器は急な温度変化、部分的な温度変化に弱い、という性質があります。ですので、熱い器を水につけたり、部分的に高温になるということにならない様に気をつけてお使いください。

食器洗浄機

家庭用食洗機の洗浄による高温・高圧で割れてしまうということはありません。
ですが、出し入れの際ぶつかったり、中で倒れたり、食器どうしがぶつかりあったりしてしまうと、傷がついたり、縁が欠けたり、割れたりしてしまいます。金属カゴの食洗機をご使用の場合には、カゴとぶつかったりしてしまっても同様です。
器が他のものとぶつからないよう気をつけてご使用ください。
また、キズ・ヒビのある器は、食洗機を使ったことがきっかけで割れてしまうことがあるので、お使いにならない方が良いと思います。

★業務用の食洗機ではお使いにならないでください。
★作家作品はご使用を控えてください。

ナイフのご使用について



ホワイトやグレー等の薄い色のお皿では、ナイフを使って皿上で食べ物を切った後に「メタルマーク」とよばれる跡がついてしまうことがあります。
これは、陶器よりも金属の方が弱く、摩擦で欠けてしまった金属の細かいかけらが陶器の隙間に入り込んで残ってしまうというものです。
洗っても落ちない傷がついてしまいますので、色の薄いお皿でのナイフのご使用はお控えください。

電子レンジ・蒸し器

電子レンジ・蒸し器をご使用することで、陶器が割れてしまうということはありません。
ですが、熱い器の急な冷却は破損の原因になりますので、避けてください。
また、キズ・ヒビのある器は、電子レンジ・蒸し器を使ったことがきっかけで割れてしまうことがあるので、ご使用を控えてください。

漂白剤のご使用について

「陶器をご使用になる前に」で記載した様に、陶器には吸水性があります。
ですので、漂白剤を吸収してしまう可能性がありますので、お使いにならない方が良いと思います。

直火使用について

★当窯の器は耐火、耐熱土を使用しておりませんので、直火でのご使用はできません。

梅雨の時期、カビにご注意を!

雨の日が続いて、ジメジメな毎日…。
梅雨の時期は、器たちにもカビが生えやすい季節です。

器自体には「カビ」の養分はありませんので、器に付着した食品の洗い残しが「カビ」の直接の原因です。 また、陶器は吸水性があるため表面はきれいでも、陶器が吸った水分をきちんと取り除く必要があり「十分な乾燥」が一番の対策になります。

つい先日、気づいたら我が家(吉沢家)の器たちにもカビが…

貫入にそって白いカビが…。
裏返してみると…底にも黒緑色のカビが…。

我が家の食器棚には扉がなく、常に解放状態なのですが、こんなことになってしまいました。
原因は…。
よく乾く前に、重ねた器の下の方になってしまったからかな…と思っています。

カビが生えてしまった器は、基本的には洗えばまた使うことができます。
ですが、気になる場合には、煮沸消毒をお勧めします。

それでもカビが取れないという場合は、市販の「台所用漂白剤」を使用するときれいになります。その場合次のことにご注意ください。

☆漂白剤に浸す前には十分にキレイな水に浸しておく
☆漂白剤に浸した後もキレイな水にしばらく浸しておく
☆中性洗剤で洗って、十分に乾燥させてから使用する

*器は吸水性があるため「漂白剤」のご使用はおすすめしておりませんが、「カビが生えてしまった場合」に限っては注意して使用しています。

また、カビが生えないようにするには…

器が吸収した水分の多くは、釉薬がかかっていない部分から蒸発していきます。
ですので、こんな風に「お尻」を上にして乾燥させていただくと良いと思います。

特に梅雨の間は、キッチンに布巾を敷いて、こんな風に器たちを乾燥する場所を作って、洗い終わった後、しばらく置いておいていただくと良いと思います。^^
また、扉のある食器棚をお使いの場合、中に湿気がこもらないよう扉をこまめに開けておくことをおすすめします。

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