※周囲の小物は含まれません。
サイズ
縦×横…10.5×26.5〜27センチ(持ち手含む)
高さ…3センチ
手づくりの為、個体差があり、縦横・高さ共に5ミリ〜1センチ程度の誤差が生じることがあります。
アッシュホワイト シルバーモチーフ 長方トレイ皿
中世のヨーロッパ貴族が愛用していた「銀食器」をモチーフにした、長方形のトレイのような器です。縁と持ち手部分には銀食器特有の繊細な模様を施しました。フランスの蚤の市で売られていそうな雰囲気で…ブロカントが好きな方にもおすすめの器です。
色は、細かい模様を引き立てて表情豊かな仕上がりになる、「アッシュホワイト」。少しだけ「主張」や「頑固さ」を感じる、特徴のある白です。全体的に小穴がポツポツと見られ、グレーっぽく発色している部分があるのは「アッシュホワイト」の特徴です。
少し深さがあるので、多少の汁気のあるものにもお使いいただけます。食事の時間にも、お茶の時間にも。テーブルの上で静かに、でもたしかな存在感がある器です。パーティや女子会の時に使っても素敵だと思います。
焼き色や模様の出方は一客一客で異なり、グレーっぽいもの、白っぽいもの、縁や模様が焦げたように発色しているものがあり…とても表情豊かです。お任せ発送となりますので、予めご了承ください。
当窯の器は、どれも少しいびつです。「たたら作り」という手法で作っているこのお皿も、やっぱりちょっといびつ。手作り感漂うのは、そのためだと思います。多少のがたつきや、そりが感じられるものもあります。
「たたら作り」とは、簡単に言うと…1、良く練った土を、スライス状にする 2、その粘土を石膏型の上にのせて成形する という作り方。なので、ろくろ作りと違って、楕円や四角、花形など色々な形を作ることができます。
食事のときにも、後片付けのときにも、「縁をぶつけないように…」と緊張せずに使っていただけるような縁に仕上げています。縁の部分は「アッシュホワイト」特有な発色ですが、グレーっぽい色合いです。中には、焦げたように発色しているものや、素地の色が感じられるものもありますので、予めご了承ください。
並べて盛り付けて素敵に
「アッシュホワイト シルバーモチーフ 長方トレイ皿」にアボカドのクリームチーズ詰めをお行儀よく整列さてみました。長方形の器は食材を並べて盛り付けたくなります。銀食器のような繊細な模様がシンプルな食材に華やかさをプラスしてくれました。余白を持たせて、小さめなお菓子を並べても素敵だと思います。
優雅な休日のおやつ時間にお菓子を、ゆっくりとワインを楽しむ夕食におつまみを、大人な雰囲気を楽しみたいパーティーに前菜を。そんな風にたくさんのシーンで華やかさを演出し、存在感を持たせてくれる器だと思います。
2023年6月 ミョウブダニ
シンプルなものと組み合わせて
「アッシュホワイト シルバーモチーフ 長方トレイ皿」は、細かく施された繊細で美しい模様が魅力の器です。シンプルなものをのせて使うと、模様の美しさがさらに引き立てられて、全体的な素敵さもUPして見えると思っています。最近では、イタリアンプリンを作り、「アッシュホワイト シルバーモチーフ 長方トレイ皿」を使いました。何もデコレーションしないごくシンプルなプリンですが、アンティーク風で優美なお皿と組み合わせることで、ちょっとクラシックでカッコイイ雰囲気にまとまめられたように感じました。取り皿は、雰囲気に合わせて
「ホワイトグレー ドレープ皿 小」を選びました♪
2021年8月 オオタケ
ワインのお供が似合う
前菜やワインのおつまみ、そしてデザート皿としてテーブルのアクセントになる器だと思います。
この日は、旬の山菜「こごみ」を洋風にアレンジした前菜を作ってこの器に盛りつけてみました。和の食材もナッツやオリーブオイルと絡めて炒めて、おまけに銀食器をイメージした西洋風の器と合わせたら…ワインに似合う一品の出来上がり!ワインとこごみで贅沢読書タイム♪
2018年5月 ナカハラ
細かい部分もご確認ください
手作りの陶器には、細かい鉄点や凹凸が見られます。小穴が全体に見られ、グレーっぽく発色しているのは「アッシュホワイト」の特徴です。焼き色や模様の出方は一客一客で異なります。中には、作業跡が残っているものもあります。
裏側の様子もご確認ください。ピンホール(針で刺したような小さな穴)や鉄点が見られます。釉薬の流れや溜まり・釉ムラが見られ、グレーに発色している部分ものもあります。作業跡が残っているものもあります。
重ねた時と、文庫本との比較写真です。
メタルマークにご注意ください
*この写真は「アッシュホワイト シルバーモチーフ 長方トレイ皿」ではありません。
ホワイトやグレー等の薄い色の器では、金属製のスプーン等で強くこすると「メタルマーク」とよばれる跡がついてしまうことがあります。
これは、陶器よりも金属の方が弱く、摩擦で欠けてしまった金属の細かいかけらが陶器の隙間に入り込んで残ってしまうというものです。
洗っても落ちない傷がついてしまいますので、金属製のスプーン等をご使用の場合はご注意ください。
「シルバーモチーフ 長方トレイ皿」製作秘話
”中世のヨーロッパ貴族が愛用していた「銀食器」をモチーフにした器”の新しいバージョンを増やそう!と、製作が始まったのは…初めてのお披露目となった販売スタート日より半年以上前のこと。
縁と取手部分に繊細な模様を施した深さのあるトレイ皿を…ということでデザイン部のヤマグチさんにお願いしました。
最初に上がってきたラフ通りに製作が進んだものの、全体的に削って縁を細くしたり、取手のデザインを変更してみたり…と微調整に時間がかかりました。少しの変化で印象が変わってしまうのが「シルバーモチーフ」シリーズの製作の難しいところだったりするんです。
たくさん調整をしたものの、出来上がった縁と全体のバランスがイメージとちょっと違うな…ということで
泣く泣く縁のデザインを考え直して、製図も再度はじめから行いました。
憧れの西洋の生活に近づくにはやっぱり遠い道のりなのです…。
新しくヤマグチさんが描いた製図はこちら。器全体の作りはシャープな長方形に対して、縁の作りは丸みをつけて、全体的にやわらかい雰囲気になりました。製図の段階で、次はしっくりくるものが出来そうだ!と期待も♪
2度目の挑戦に真剣な顔で取り組むヤマグチさんの姿がありました。
それからさらに数週間…かなりの集中力を要する細かいデザイン部分の仕上げが念入りに行われていました。
そして無事納得のいく「シルバーモチーフ 長方トレイ皿」の石膏型が完成!
半年掛けてようやく出来上がった石膏型が、とても愛おしく感じました。
ヤマグチさんにとってはかなり手を焼いた子どものような感じかも。
手塩にかけて育てた子をどうか気に入っていただけますように。
(2016年 ナカハラ記)
当よしざわ窯の器は、キレイに揃ったものをお好みの方にはお勧めできません。同じものとして製作していても、大きさ、形、色はすべて異なります。
買い足しをされる場合、お手元のものと新しくお買い求めになるものとは、色・形・大きさは異なるとお考えください。
ご注文の前には必ず「ご利用ガイド」のページをご覧ください。