※周囲の小物は含まれません。
サイズ
・蓋
幅…11センチ
高さ…3センチ
・本体
口径…9.5〜10センチ
高さ…5.5センチ
手づくりの為、個体差があり、縦横・高さ共に5ミリ〜1センチ程度の誤差が生じることがございます。
※今回の「蒸しカップ 花」は、蓋の型を変えたため、以前ご紹介したものとは多少サイズや裏側の印象が異なります(下の写真 左が以前の、右が今回のものです)。予めご了承ください。
蒸しカップ 花
この器は、お一人様(一軒のお届け先につき)2客までの購入とさせていただきます。
「和風でない茶碗蒸し用の器が欲しいな…」と思い、数年前まで製作していた蓋つきの「蒸しカップ」。いろいろな理由から、長い間製作を見合わせておりましたが、嬉しいことに、たくさんの方からの再製作のお声をいただいておりましたので…今のよしざわ窯の技術を活かし、少し形を変えて立体的なお花の取手を付けた可愛らしい感じの「蒸しカップ」を製作してみました。側面にはしのぎ模様を入れました。
色は「シルキーホワイト」。なんとなくキメが細かく、手触りもソフトな感じがする優しい色合いです。
「茶碗蒸し」の器として製作したものなので、ぜひ茶碗蒸しに。それからお菓子や角砂糖を入れる蓋物としても…お好きな使い方で楽しめそうです。
*一般的な「茶碗蒸し用」の器よりも背が高いので、「茶碗蒸し用」としてお求めの場合は、お手持ちの蒸し器やお鍋のサイズをご確認の上ご購入ください。蓋を外した時の本体の高さは約5.5センチ、取手まで含めた全体の高さは約8センチです。


焼き色や模様の出方は一客一客で異なり、グレーがかっているものや、釉薬のムラが分かるものもあります。お任せ発送となりますので予めご了承ください。
取手は可愛い立体的なお花です。中央部分に黄色い釉薬で着彩を施しています。また、本体と蓋には多少「遊び」の部分がありますので予めご了承ください。
〈鋳込み製法について〉
デザイン部で作った石膏の型に、「
泥しょう」と呼ばれる陶土を液状にしたものを流し込んで形をつくります。しばらくすると、泥しょうが固まるので型からはずします。
鋳込みの製法は、ろくろやたたら作りでは作ることが難しい形を作ることが出来ますし、器の外側に凹凸で表現した模様を入れることができます。*器の大きさ・形は一客一客で微妙に異なります。

*写真は「雲のお鉢」を作っているところです。
鋳込みは職人の技を要する製法です。当窯では、約20年のキャリアを持つ鋳込み職人のタカトクさんにも製作をお願いしています。
2017年から、自宅近くの廃校になった小学校の職員室だった場所を作業場にしているタカトクさん。写真は、作業をしながら、鋳込みの工程を私たちに教えてくださっている様子。話をする中で「焼き物が好きなんだよね〜」と一言。作業中も、にこやかな笑顔で楽しそうにされている姿が印象的です。日々、独自の実験を繰り返しながら、さまざまな形を器として製作するノウハウを磨いているのだそう。よしざわ窯の器づくりには、そんな焼き物が好きなタカトクさんの匠の技とアドバイスも詰まっています。
食事のときにも、後片付けのときにも、「縁をぶつけないように…」と緊張せずに使っていただけるような縁に仕上げています。
素敵な茶碗蒸しのできあがり♪
久しぶりに復活した、よしざわ窯ならではの「和風でない、可愛らしい茶碗蒸し用のカップ」です。取手に花が付いていてなんともキュートな見た目が特徴です。
茶碗蒸しというと、大体いつも「す」が入ってしまったり、味付けが微妙だったりと、不得意な料理のひとつなのですが、この器が出来てきたので、気合を入れて!さっそく茶碗蒸しを作ってみました。結果は、海老や枝豆などの具材がほとんど沈殿してしまいましたが、そんな失敗もカップの可愛さが消し去ってくれて、唯一浮かんだ蒲鉾と、上に飾った三つ葉だけでも素敵な感じに仕上がりました♪♪
不得意な茶碗蒸しも何度も作りたくなってしまう、そんなカップができました。 茶碗蒸し作りがひとつの楽しみになりそうです。知らないうちに得意料理のひとつになっていたりして…♪
*わたしは大きめのフライパンに並べて、アルミホイルをかぶせて作り、完成した後に蓋をのせて食卓へ運びました。深い鍋や、大きな蒸し器をお持ちでない方はフライパンで作るという方法もおすすめです。
今回、一緒に製作した取手に鳥をつけた
「蒸しカップ 鳥」。「花」と「鳥」の2種類を家族分、揃えるのもおすすめです。茶碗蒸し用としてはもちろん、上の写真のようにお菓子や飴を入れたり、茶葉や塩や砂糖などの調味料入れとしても楽しいかもしれません。思い思いの方法で使ってみてください。
2020年4月 ナカハラ
細かい部分もご確認ください
手作りの陶器には、鉄点や青い点、小穴、細かい凹凸があります。花の部分の模様の出方や色合いには個体差が見られます。本体と重なる部分に多少のゆがみが感じられるものもあります。




本体の内側と外側もご覧ください。鉄点や青い点、小穴、凹凸が見られます。釉薬の気泡の跡が見られるものもあります。鋳込み作りの特徴で、内側にグレーっぽいまだら模様が感じられるものや、外側の模様に沿って内側にもうっすらと凹凸が感じられるものがあります。底面には土のカスが残っているものもあります。





蓋を取って重ねた時と、文庫本との比較写真です。

当よしざわ窯の陶器は手作りのため、キレイに揃ったものをお好みの方にはお勧めできません。同じものとして製作していても、大きさ、形、色はすべて異なります。
買い足しをされる場合、お手元のものと新しくお買い求めになるものとは、色・形・大きさは異なるとお考えください。
ご注文の前には必ず「ご利用ガイド」のページをご覧ください。