サイズ
径…10センチ
高さ…5.5センチ
※8分目まで約150ml入ります。
※周囲の小物は含まれません。
青錆釉 線刻寸胴カップ
線刻模様を施した「
鋳込み製作」の円筒型の寸胴カップです。
色は、どこか金属質にも感じられる「青錆釉」。この釉薬は、失敗の連続の中から偶然に生まれた、私たちにとって「ごほうび釉薬」。ツヤを抑えた、グレーがかった濃い水色…言葉で表現するのがなんとも難しい色合いなのですが、落ち着いた雰囲気のとても良い色です。
デザートカップとしてお使いいただくのも、ディップソースやペーストを入れて、大きなお皿にのせるのも良いと思います。

焼き色は一客一客で異なり、明るめの青色やグレーっぽく発色している部分、素地の色が分かる部分があり、全体的にまだらな感じで表情豊かです。釉薬が結晶化した白い斑点や、細かい凹凸の見られるものもあります。お任せ発送となりますので、予めご了承ください。
「鋳込み製作」とは「
泥しょう」と呼ばれる、陶土を液状にしたものを石膏型に流し込んで形を作ります。
鋳込み製作中のワタナベさん。石膏の型に泥しょうを流し込んでいます。
しばらくすると、泥しょうが固まるので型からはずします。
出来上がり!
こんな感じで製作するので、ろくろ・たたら作りでは作ることが難しい形を作ることが出来ますし、器の外側に凹凸で表現した模様を入れることができるのです。
*上の写真は「青錆釉 線刻寸胴カップ」とは異なります。
食事のときにも、後片付けのときにも、「縁をぶつけないように…」と緊張せずに使っていただけるような縁に仕上げています。縁の部分は焦げたように発色しているものや、釉薬が薄く素地の色が感じられるものもあります。
アイスのカップとしても♪
先日訪れたニュージーランドのラベンダーファームで出会ったアイスが忘れられなくて、似た雰囲気で作ってみました。
使ったのはVOXさんのオーガニックラベンダースパイス。バニラアイスにパラパラとかけるだけでおしゃれに♪
デザートカップとしてはもちろん、お食事の時のおかず鉢としても落ち着いた雰囲気でおしゃれなテーブルに見せてくれる器だと思います。
2018年4月 ナカハラ
いただきものの菊花の山椒煮を盛り付けてみました。「青錆釉 線刻寸胴カップ」は、どこか「和」の雰囲気もあるので、こんなメニューにもピッタリ。たっぷり盛り付けず、少量を器の中央に高さが出るように入れると、なんだか小料理屋さんの一品のように。こんな「小鉢」を用意できると、テーブル全体がちょっと立派になるような気がします。
2018年10月 ヨシザワリエ
細かい部分もご確認ください
手作りの陶器には、細かい鉄点や凹凸、小穴が見られます。釉薬の流れや溜まりが感じられるものや、釉薬が結晶化した白い斑点が見られるものもあります。釉薬の薄い部分は素地の色が感じられ、釉薬が溜まっている部分ではピンホール(小さな穴)が見られます。また、焦げたように発色しているものもあります。線刻模様の凹凸が内側にもわずかに感じられるものもあります。



表と裏では表情が異なりますので、裏側の様子もご確認ください。表面同様に細かい凹凸や小穴、結晶化の白い斑点も見られます。模様の線が重なって見える部分もあります。また、高台の内側部分は素地の色が見えているものもあります。


重ねた時と、CDケースとの比較写真です。重なる…というより「のる」という感じです。

当よしざわ窯の品は手作りのため、キレイに揃った器をお好みの方にはお勧めできません。同じものとして製作している器でも、大きさ、形、色はすべて異なります。
同じ器をお持ちで、買い足しされる場合、お手元の品と新しくお買い求めになる品とは、色・形・大きさは異なるとお考えください。
オーダーの前には必ず、「ご利用ガイド」のページをご覧ください。